テレビCMなどでもおなじみの「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」。
ジェネリック医薬品は、新薬(先発医薬品)の特許期間(原則20〜25年間)が切れた後に、新薬と同じ有効成分、同じ効能・効果で販売されるため、開発費が抑えられ、低価格で提供されます。
ジェネリック医薬品は、厚生労働省が新薬(先発医薬品)と同等に認めた医薬品で、同省でも使用を推奨しています。国では医療費の適正化策としてジェネリック医薬品の数量シェア80%を目指しています(平成27年度当健保組合実績63%)。
◇ジェネリック医薬品の知識を高めて、上手に節約!
今、使っている薬はどっち?
ご自分の使っている薬がジェネリックか新薬かご存知ですか?
安い分、効かないんじゃない?
国で定められた4項目の試験を実施し、品質、効き目、安全性を保証しています。
薬代が安くなるって本当?
ジェネリック医薬品の価格は、新薬の2〜7割に設定されています。高血圧や糖尿病などの生活習慣病のように長い間飲み続ける薬や、薬を何種類か飲んでいる場合は、特に薬代の差額を実感します。
☆糖尿病 代表的な薬を1日3回、1年間服用した場合(3割負担の薬代のみ)
※後発医薬品会社資料より
新 薬 |
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ジェネリック医薬品 |
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差 額 |
15,120円 |
6,480円 |
8,640円 |
どうすれば使えるの?
「私もジェネリック医薬品を使えますか」と気軽に尋ねてみましょう。直接言いにくい場合は『ジェネリック医薬品希望シール』を健康保険証やお薬手帳に貼って窓口に提示しましょう。
平成29年度予算では、全国の健康保険組合の7割超が赤字予算となっており、健康保険組合全体の保険料率は平均で9.168%と10年連続で上昇しています。
★当健康保険組合でも、高齢者向け負担金や医療費の高水準が続くと、保険料率を含めた見直しが必要となります。医療費を上手に節約し、家計負担軽減を図れるジェネリック医薬品を使ってみませんか。
ジェネリック医薬品 留意点
☛すべての薬にジェネリック医薬品があるわけではありません。また、医学的な理由から変更しない方がいい場合もあります。医師や薬剤師とよく相談しましょう。
『ジェネリック医薬品希望シール』は健康保険証やお薬手帳に貼ってご利用ください。ご希望の方は、当健康保険組合までお申し出ください。