歯の治療をするとき

●歯の治療はこのように行われます
治療の種類 治療の方法 保険診療 自費診療・
差額診療
歯冠修復
(むし歯で欠けた部分を、つめたりかぶせたりする)
充てん
むし歯の部分を削り、人工の材料を詰めて元の形に修復する方法。 アマルガム、硅酸セメント、複合レジン、グラスアイオノマーセメント、初期う蝕小窩列溝填塞材など 自費診療:
ハイブリッドセラミックスなど。
鋳造歯冠修復
(インレー・クラウンなど)
むし歯を削り、その型をとって模型上で詰めものを作って元の形に修復する方法。部分的なものをインレー、全体にかぶせるものをクラウンという。 14カラット合金(ブリッジの支台となる前歯のみ)、金銀パラジウム合金、銀合金、ニッケルクロム合金 自費診療:
14カラットを超える金合金、白金加金、ハイブリッドセラミックスなど。
差額診療:
前歯部に14カラットを超える金合金、白金加金を用いた場合は、金銀パラジウム合金との差額を負担。
前装冠
人から見える部分に、陶材やレジン(合成樹脂の一種)を前に被せ、外見を審美的に装った鋳造冠。通常前歯に使われる。 硬質レジン前装冠 自費診療:
メタルボンド(陶材焼付前装冠)など
ジャケット冠
前歯をさらに削り、天然の歯に類似した色調をもつ材料だけで歯の表面をおおうように作られた冠をかぶせるもの。 レジン、硬質レジン 自費診療:
ポーセレンなど
欠損補綴
(なくなった歯を人工歯で補い、元どおりにする)
ブリッジ
なくなった歯に隣接する歯に冠をかぶせ、それを土台に人工の歯を固定装着する方法。人工歯をダミー、支えの歯を支台歯という。 14カラット金合金(前歯のみ)、金銀パラジウム合金、ニッケルクロム合金、銀合金、レジン歯、硬質レジン歯、陶歯、硬質レジン前装冠(前歯のみ) 自費診療:
メタルボンド、前歯に14カラットを超える金合金、白金加金、奥歯に金合金、白金加金など
有床義歯
(入れ歯)
とりはずしのできる入れ歯。部分的に歯がない場合の部分入れ歯と、歯が全部ない場合の総入れ歯とがある。部分入れ歯は、歯を抜いたあとに義歯のついた義歯床を乗せて支え、残った歯にバネや鉤、バーなどの装置を使い安定させる。総入れ歯は歯のなくなった歯肉に床を吸いつかせて使う。 義歯床に、アクリリック樹脂、スルフォン樹脂。人工歯に、レジン歯、陶歯、スルフォン樹脂レジン歯。バネ・バーなどに、14カラット金合金(2歯欠損までの義歯)、金銀パラジウム合金、コバルトクロム合金、ニッケルクロム合金、ステンレス鋼 自費診療:
部分入れ歯に金属床を用いたときなど。
差額診療:
総入れ歯の金属床はスルフォン樹脂床などとの差額を負担。

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